人間関係の悩みには「課題の分離」!

こんにちは。心理カウンセラーの山口です(^-^)
今年も残りわずかですね。師走を迎え、みなさんお忙しい時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
最近、職場の人間関係に悩んでいる方が多いようです。厚生労働白書の仕事のストレスに関する調査でも、毎年「職場の人間関係の問題」が上位に挙がっています。いくら仕事が好きでも、職場の人間関係が悪いと行きたくないな~と思ってしまいますよね(´^`;)
オーストリア出身の精神科医・心理学者のアルフレッド・アドラーは、「すべての悩みは人間関係に起因する」と考え、人間関係の悩みを断ち切る考え方の一つとして、「課題の分離」を提唱しました。

 

私の身近な体験で「課題の分離」の例を挙げたいと思います。
これまでいろいろな職場で働きましたが、どうしても合わない方がいらっしゃいました。話しかけると冷たい態度を取られ、こちらが歩み寄ろうと近づけば近づくほど火に油…となってしまい、さらに攻撃を受けることも。最初は「何か悪いことしたかな?」「どうしたら仲良くできるかな?」と思い悩みました…(-_-;)
しかし理由は思い当たらなかったので、もしかしたらその人の生まれ持っての「気質」や、育ちの過程で何かしら影響を受けてきた「性格」なのかもしれないし、余裕が持てない「状況」に置かれているのかもしれない…と考えました。
自分の努力で変えられることであれば「自分の課題」ですが、この例のように自分の努力でどうにもならないことは「相手の課題」というわけですφ(..)
「相手の課題」を自分が引き受けようとしても問題は解決しないため、苦しみ続けることになります。「自分の課題」と「相手の課題」は分けたほうが良さそうです。
みなさんも人間関係でうまくいかないとき、それは「自分の課題」なのか「相手の課題」なのか?をよく吟味してみてくださいね。

 

人間関係の悩みについて書きましたが、もちろん良い関係もありますよね♪
私が働いた現場の中には、上司も部下も互いに敬意を払いつつ意見は伝え合い、協力関係を築けている職場もありました。
また、初めて出会ったときから笑顔で迎えてくれてくださった方、わからなくて困っていたときに親切に教えてくださった方、いつも体調などを気遣ってくれた方もいらっしゃいました。
このように、人は人によって傷つくこともあれば、勇気づけられることや癒されることもありますね⸝⸝⸝˘◡˘♡うまくいかないときは「課題の分離」を意識しつつ、「人間関係の良さ」も感じていけたらいいなぁと思います。

 

心配なのは、嫌なことがあったときに「感情を抑えること」でなんとか乗り越えているタイプの人です(!)ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情をも感じられなくなり、身体に不調をきたしたり、意欲・集中力が落ちたりする恐れがあります。
思い当たる方は、どうかお早めにご相談ください。より良い生活がおくれるよう、一緒に考えていきましょう・∀・)人(・∀・

 

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