山口 りか 

(旧姓 小林里華) 


資格・特技

 臨床心理士(第28795号)、公認心理師(第20290号)スクールカウンセラー歴10年。性暴力対策アドバイザー養成講座全課程修了、メンタルヘルスマネジメント検定(Ⅱ・Ⅲ種)合格。福岡女学院大学大学院修士課程修了後、九州大学大学院にて学校臨床や発達障害について学びを深めた。学校(小学校・中学校・高等学校・大学・専門学校)、病院(心療内科・精神科)、NPOなどの現場でカウンセラーとしての経験を積んだ。対人援助職者の心理支援にも関心がある。心理療法統合アプローチ勉強中。

 子どもや保護者のご相談では、主に不登校、発達障害、家族関係、自傷行為などの問題に対応しています。成人の方では、メンタルヘルス、仕事の適正、対人関係、恋愛や性の悩み、DV被害・加害、過去のトラウマ体験についてのご相談をお受けすることが多いです。安心・安全な関係を築くことを心がけ、お話を丁寧に聴き取り、お悩みについて一緒に考えながら話し合います。実際に関わった方の変化として、心身の不調の緩和、不登校や引きこもりの改善、対人関係の改善、自己表現力の向上、将来の夢や目標が見つかった、自分を大切にできるようになった、ありのままの自分が受け容れられるようになったなどが挙げられます。

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自己紹介・自己PR

 多くの現場で、子ども~成人まで幅広いご年齢の方の、様々なご相談に応じてきました。たくさんの方に出会えるので、この仕事が大好きです!

 私の生い立ちについて少しお話しします。

 幼少期…昭和の終わりに東北で生まれました。幼児期は、海外に住んだこともあります。この頃はどこでもたくさん友達ができ、いつも人の輪の中にいました。ちょっと落ち着きなく危なっかしいところがありましたが、天真爛漫だったと思います。小学校に上がる頃に弟が生まれて、よく親の代わりにお世話をしていました。姉としての我慢と慈しみを覚えました。

 思春期…小学校高学年の頃、東北から九州へ転居・転校したことをきっかけに自己主張や会話が上手くできなくなりました。自分のことで余裕がなかったにも関わらず、正義感が強く困っている人を放っておけないところがありました。いじめられている子を守ろうとしてトラブルに巻き込まれてしまったこともありました。その頃から父が単身赴任となり、母は苦労していました。身近に相談できる人が少なく、絵や文章で気持ちを表現することが多かったように思います。また、東北にいたときの友達との手紙のやり取りが心の支えになっていました。

 高校~大学時代…人間関係は広く浅く付き合うようになりましたが、本当は心から深く繋がれる人を求めていました。高校では理系クラスに属し両親と同じ医療系の大学を目指していましたが、自分の能力に自信がなく医療の道に進むことに不安がありました。芸術に興味があったので美術大学を志望したこともありましたが、やはり自分にできることで人をサポートする仕事に就きたい!と考えた結果、臨床心理士を目指すことに決めました。大学時代は、学習塾のアルバイトや児童クラブの子ども達と触れ合うサークル活動をしているときが一番自分らしいと感じていました。

 大学院時代…大学院へ進学する直前だった2011年3月11日に、東日本大震災が起きました。自分の故郷で心の拠り所だった東北が被災し、偶然にもその日に東北に行く予定でもあったため、かなりショックを受けました。しばらく生きた心地がしなくて、何もできない自分を責めていました。しかし、院の先生や同期の仲間のおかげで被災地に行き被災者の方々にアプローチすることが叶いました。(報告資料http://www2.fukujo.ac.jp/university/graduate/rinshou/pdf/shienhoukoku2012summer.pdf)直接的なカウンセリングではないものの、動作法や遊戯療法を通じて被災者の方々の心に寄り添えたことは貴重な体験でした。修士論文では、「災害救援者の惨事ストレスと心の成長」について研究しました。

 現場に出てから…多くの方に出会い様々なお話を伺う中で、人の心の多様さと奥深さを知りました。また、深く繋がれた方々とのお別れもたくさん経験しました。もちろん寂しい気持ちになりますが、それぞれの出会いが与えてくれたことを大切にしながら、成長を喜び、ずっと幸せを願っていきたいと考えるようになりました。太陽とすだちの木では、一度セラピーを終結した方が戻ってくることがよくあります。つらいときや行き詰ったときにいつでも帰ってこられる、皆さんのHomeになれたら嬉しいです。

 人の心のすべてをわかることはできませんが、できる限りわかりたいという気持ちで一人一人丁寧に接しています。人にはそれぞれ個性があり、できることや得意なことは違いますし、いつものように頑張れない、何をやってもうまくいかない…というときもありますよね。そういうときは、自分を責めたり人生に絶望したりしないで、どうぞ頼ってください!私は、自分にできるときに、できることをして支え合うのが人間だと思っています。同じ人間であり仲間として寄り添っていきたいと考えていますので、ご相談者様にもそのように思っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

主なトレーニング

  • 統合的心理療法に基づくスーパーヴィジョン(継続中)
  • AEDP認定セラピストによるカウンセリング(継続中)

所属学会

  • 日本心理臨床学会
  • 日本心理療法統合学会

学会発表等

  • 小林里華 他,2015年9月「職業意識と惨事ストレスが心的外傷後成長(PTG)に及ぼす影響に関する探索的研究―自然災害の支援活動に従事した組織的災害救援者を対象として―」日本心理臨床学会第34回秋季大会
  • 小林里華,2019年2月「次々と困難を背負いこむ女子学生との面接」NPO法人九州大学こころとそだちの相談室設立12周年記念 杉原保史先生 公開スーパーヴィジョン
  • 小林里華,2022年3月「感情を否定していた男子学生がありのままの自分を受け容れられるようになった事例」心理療法統合学会第2回学術大会 公開スーパーヴィジョン

 

太陽とすだちの木事務局よりご挨拶

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