カウンセリングって何をするの?
こんにちは。心理カウンセラーの山口です(^o^)
カウンセラーをしていると、よく「カウンセリングってどんなことをするんですか?」とか「人の心が読めるんですか?」と訊かれます。。話したい悩みがあるのに、未知の不安や恐れから、頼ることができない人もいるのかもしれません(´^`;)
そんな方のために、今回はカウンセリングについてご説明します!…とはいえ、心理学には様々な学派があり、カウンセラーの個性や方法論も多様です。そのため一概には言えませんが、私の考えるカウンセリングについてお話ししますね☆
【カウンセリングで行うこと】
①安心安全な雰囲気づくり
出会ってすぐはお互い緊張するため、自己紹介や雑談をします。ウォーミングアップにもなります。
②とことん話を聴く
悩み事が話され始めたら、カウンセラーは相談者の話をとことん聴きます。このとき、ロジャーズの3条件(無条件の積極的関心、共感的理解、自己一致)を特に意識しています。相談者は抱えていた悩みを共有できて、少し楽になります。
➂情報の整理
相談者の話に足りない情報があれば、カウンセラーは質問します。心理(心の状態や発達)-生物(身体の健康)-社会(生育歴や現在の環境)の観点から質問し、情報を整理します。相談者は、整理できたことを伝えられるとスッキリしてきます。
④見立てと方針を立てる
カウンセラーは、③で得られた情報や非言語の情報から、問題の原因、相談者の性格や病理、対人関係などを見立てます。このとき、精神分析や行動療法の視点、その他あらゆる知識を総動員させて考えます。また、直観や感情、感覚で気づくこともあります。
⑤話し合い
カウンセラーは、④で気になったことを話題にしたり、気づいたことを相談者に伝えたりします。相談者は、新たな気づきが得られます。気づいた自分の特徴や環境が、抱えている問題にどう絡んでいるかを一緒に考えます。改善できそうなことがあったら共有します。
⑥終結or継続の決定
相談者が前向きになり、問題解決の見通しが立てば、継続の必要はありません。しかし、情報収集・見立て・気づきが不十分だった場合や、すぐには解決が難しい問題の場合は、継続をお勧めします。
※相談者のペースに合わせて、柔軟に対応します。上記の順番が前後することや、同時に行うこともあります。
いかがでしょう(・ω・) 少しイメージを持っていただけましたか?
カウンセラーは、一見ただ話を聴いているだけに見えても、感情や感覚を研ぎ澄まして非言語の情報も受け取りながら、頭の中では色々な考えをめぐらします。継続していくと、カウンセラーは相談者のことをより深く理解できるようになりますし、相談者側もカウンセラーの考え方がわかってシンクロすることがあります。カウンセラーも相談者も、同じ人として仲間のように思えた時に、様々な気づきを得たり、急成長したりします!
人の力ってすごいんですよ~( ^_^)/\(^_^ )♡